エアコン作業服の特徴とメリット

「ワークマン」や「無法松」などの作業服を取り扱う専門店で近年ヒットしているのが、エアコン作業服です。ファン付き作業服や空調服などとも呼ばれ、エアコンが使用できない環境下や省エネを心掛けている職場で特に重宝されています。

最近は専門ブランドも増え、機能面でも撥水性や透湿性を重視したものが出たりと選択肢も増えています。ここではエアコン作業服の特徴と、導入するメリットについて触れていきます。

ファンの気流で作業服内側の温度を下げる

エアコン作業服は内部に小型のファンが内蔵されており、このファンの送風が生み出す気流によって体の熱を奪うのが最大の特徴です。これによって体感温度が下がるため、着用者はひんやりと涼しく感じます。作業服自体も特徴的で、外部から大量の外気を取り込むためにファンの部分から吸気を行い、それを服の袖などに設けられた排出口より再び外に出しています。

ファンは充電式のバッテリーで動作しており、エアコン作業服に最初から両方が付属している商品と、別売りで後から取り付ける商品の2タイプがあります。前者は購入してすぐに使える点が便利であり、後者は自分で気に入った性能のファンやバッテリーを選んで組み合わせられます。

ランニングコストは1日あたり8時間使用するとして、充電による電気代は一ヶ月あたり50円前後が一般的です。

仕事の効率が上昇する

現在は様々なメーカーからエアコン作業服は販売されています。それらに共通するこの作業服のメリットとして、1つ目に労働効率のアップが挙げられます。直射日光が照りつけるような屋外の厳しい環境下での労働や、屋内でエアコンが使えない状況下での各種作業は労働効率がどうしても落ちます。

しかしエアコン作業服を着用していれば、人間が活動する上で快適な温度を常に維持できるので、今までにはない労働効率のアップが望めます。例えば30分の屋外労働に際して同様に30分の休憩が必要だとします。しかしエアコン作業服の導入で休憩時間を10分短縮できれば、労働効率は33%も上昇することになります。

熱中症対策に役立つ

例年のように厳しい暑さが問題となる中、熱中症患者の数も増えています。職場での熱中症対策も急務であり、怠ると人の命にすらかかわる問題になりかねません。エアコン作業服は、体温を常に正常な状態に保つための熱中症の対策グッズとしても役立っています。

特に屋外や、倉庫のような熱のこもりやすい屋内では体温の急変が起こりやすく、熱中症対策は不可欠です。直接体を冷やすというこれ以上ない熱中症の対策ができるのは、エアコン作業服の持つ大きなメリットです。

省エネ効果が高い

広大なオフィスや物流センターのように外気が大量に入り込む職場では、エアコンの効率は決して良いものではありません。ワンフロアのオフィスでもエアコンの電気代は一ヶ月で10万円以上掛かるのも珍しいことではなく、さらに大きな職場では一ヶ月あたり数百万円といった所もあります。

しかしエアコン作業服と併用することで、エアコンの電気代を大きく節約できます。仮にエアコンの温度を2、3度上げるだけでも、業務用エアコンの場合はかなりの経費削減効果が望めます。

個人ごとに体感温度を調整できる

人それぞれ快適だと感じる気温は異なっています。職場にエアコンがあっても冷え性の人には寒すぎると感じやすいですし、逆に外回りなどから帰ってきた人には暑いと感じる人もいるはずです。夏風邪をひいたからといって一人のためにエアコンを止めるといったことも職場では当然できません。

こういった個人ごとの体感温度の違いを埋めてくれるのも、エアコン作業服のメリットの1つに挙げられます。エアコン作業服は風量を変更できるため、自分の希望する体感温度への調整が簡単です。大切な社員の体調管理という観点からも、理想的な道具だと言えます。

地球環境保全に繋がる

都市部は郊外に比べて熱がこもりやすく気温が高くなることがあります。これがヒートアイランド現象と呼ばれるもので、その原因の1つとして問題になっているのがエアコンの使用です。エアコンの利用率が高まるほどヒートアイランド現象が起きやすくなり、その結果さらにエアコンが使用されるという悪循環が起きています。

この問題への取り組みの1つとしてエアコン作業服は注目をされており、導入する企業が増えつつあります。エアコン作業服によってエアコンの使用を抑えることで、地球環境保全にも役立てられます。

→現場作業の革命エアーファン付き作業服

コンプレッションウェアとの相性が良い

コンプレッションウェアとは汗を気化させることを目的として服です。汗を効率的に気化できれば、気化熱によって体感温度を下げられます。このタイプのインナーを着用した上で、エアコン作業服を着用すればより効率的に汗を気化できるメリットがあります。

汗を短時間で大量にかく過酷な労働環境や、アクティビティにおいても体温を一定に保てます。また汗がすばやく気化するため、ワキガやアセモなどの悩みを抱えている人にも最適なウェアとして喜ばれています。

ワークシーンに合わせたものが選べる

最近のエアコン作業服はバリエーションも豊富で、様々なワークシーンに合わせて選べるのも良い点です。例えば水場での作業で導入を考えている場合は、防水対応のエアコン作業服が最適です。水濡れが心配されるファンやバッテリーなども防水加工された布地に守られているため、安心して着用できます。

肌触りのやさしさや動きやすさを重視したいときは、天然素材である綿のエアコン作業服もあります。綿は汗の吸収と発散に優れているため、匂いやベタつきを防げるのも大きなメリットです。もし手入れが簡単なエアコン作業服を探している場合は、ポリエステル素材のものがベストです。

ポリエステル素材ならば色落ちの心配もない上に、撥水性にも優れているため少々の雨も気にする必要がなく、メンテナンスが楽なためです。

アウトドアでも大活躍してくれる

ここまでは主に企業がエアコン作業服を導入する上でのメリットを取り上げてきましたが、個人が購入して利用する上でも多くのメリットがあります。活用例としてはアウトドアやレジャーなどです。ゴルフといった屋外で汗をかくスポーツには最適なウェアですし、釣りや登山といったシチュエーションでも長時間の活動を支えてくれます。

また地面からの照り返しの強い、夏場のスポーツ観戦といった場面でも快適に過ごせます。他にも農作業やガーデニングといった屋外作業が必要になったときにも、快適な作業を約束してくれます。

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