現場作業の革命エアーファン付き作業服

身を守る為の作業服。怪我を防ぐ為に長袖長ズボンであることが必須な為、身体を動かすと暑苦しく感じます。そのうえヘルメットや安全靴を履くわけですから暑苦しさは増すばかりです。近年の夏は酷暑が続き、熱中症問題も深刻になっています。

現場作業中に熱中症になれば二次災害の危険もあり本当に危険です。現場では毎年厚生労働省の声かけのもと熱中症対策がとられていますが、そんな中作業服業界でも革命が起きています。

空調服エアーファン付き作業服

現在作業服メーカー各社が取り組んでいるのが空調服の製造です。

空調服とは通常の作業着ブルゾンにエアーファンが付いており、作業服内の空気と外の空気を入れ替えることの出来る画期的な商品です。ただでさえ暑いのに身体を動かすことよって発生する熱が加わり作業服内の温度は更にあがります。

また汗もかくわけですから湿度もどんどん上がって本当に地獄ですよね。空調服を利用すれば温度の上がった作業服内の空気と湿気を追い出してくれます。代わりに外の乾いた空気を取り込んでくれる為、汗でビショビショになるのを防いでくれます。

常に空気の入れ替えを行っているので、ブルゾンは常に風船の様な状態に。その為使い始めは動き辛く感じるかもしれません。しかし作業服が汗でビショビショになるよりは作業性は良いと私は思います。

→作業服に適している防寒着はウインドブレーカー!作業用のウインドブレーカーの選び方

多くの建設現場で空調服を導入し始めている

私も建設関係の仕事をしているのですが、6月になるとほとんどの現場で熱中症対策が騒がれ始めます。熱中飴だったり経口補水液だったりあれこれと対策になりそうな商品を探して仕入れるわけです。口にする物だけではなく、身につけるタイプの物も種類豊富です。

首に巻きつける保冷剤だったりヘルメットの下に被るタイプの陽除け、冷感ベストなんて物もあります。そんな豊富な熱中症対策の中でとりわけ注目されているのが空調服なのです。大手・中小ゼネコンの多くが空調服の着用に取り組んでおり、現場作業員の方への支給を行っているなんて話もよく耳にします。

私は先日知り合いの現場監督から「500万円空調服に使っちゃったよ。」なんて話を聞きました。決して安価な物ではないので、それだけ効果があるのだということが伺えますね。

オプションも色々

多くのメーカーがこの空調服の製造に取り組んでいるわけですから、各社オリジナリティーを追求して開発に取り組んでいます。アイディアの奪い合いになるので段々と同じような商品が揃っていくわけですが、、。面白い物で言うと冷感型の空調服。

空気の入れ替えに加えて取り込まれる空気を冷やした状態で感じることができる空調服です。服の中でクーラーが効いている。本当にそう言える程涼しいんです。さすが21世紀と言ったところです。

現場の装備に合った空調服(フルハーネス対応型)

建設現場入場の際、着用必須となるのが安全帯。安全帯とは高所からの落下を防ぐ為に自信の身体と足場・親綱ロープなどを繋いでおく為の装備です。現在の安全帯のほとんどが腰に巻きつけるベルトタイプですが、この安全帯に対する考え方も変化しつつあります。

というのがより安全な装備に変更すべきという意見が増えており、両肩・両腿に頑丈に固定するフルハーネス型に変更する動きが出始めているのです。鳶さんは既にフルハーネスを使用していますが、2020年には建設現場に出入りする全ての方にフルハーネス型の着用が義務付けられるのではないかと考えられます。

本題の空調服に話を戻しますが、このフルハーネスを着用すると普通の空調服が着れないんです。

空調服のうえにフルハーネスを着用すると空気の循環が上手くいきませんし空調服が壊れる可能性が高まります。逆にフルハーネスを着用した上に空調服を着ると、フルハーネスの安全性が機能しなくなってしまうんですね。

そこで開発されたのがフルハーネス対応型の空調服です。

背中部分にロープの取り出し口が設けられており、フルハーネスを着用した上に着ることができる商品なのです。現在はまだフルハーネスを着用されている方は少ないかと思いますが、この1、2年先義務化されていくことを考えるとフルハーネス対応型の空調服を購入しておくことをお勧めします。

空調服どうやって選ぶ

多くの種類が存在する空調服ですが、何を基準に選んでいいのか悩みますよね。そこでここでは実際に使用したことのある私の経験を踏まえてお話していきたいと思います。空調服において私が最も大事に思うことは生地の頑丈さです。

3年程前、初めて空調服を購入した時のことです。やはり高価な商品ですから、その中でもなるべく安い物を買おうと商品を選びました。1万5千円くらいだったと思います。どれも同じだろうと思って買った初めての空調服ですが、その空調服の生地が本当にペラッペラだったんです。

そして着用から4日後、現場内の足場に引っかけて破けてしました。本当に悲しかったです。空調服って空気の通り道をちゃんと考えて作られているので1箇所でも破けてしまうと効果を充分に発揮できないんですね。当然ゴミ箱行きです。

その後少し高めではありましたが生地の頑丈な空調服を購入しました。その空調服はまだ現役です。購入の際は実際に生地に触れて頑丈な物を購入することをお勧めします。

バッテリーが切れたらただの服

空調服購入の際、私が生地の頑丈さの次に大事だと思うのはバッテリー性能の善し悪しです。空調服経験者の多くがこのバッテリー性能で痛い目に合っていると思います。空調服のファンは充電式バッテリーより電源を得て可動します。

この充電式バッテリーですが空調服によって性能が全然違うんです。最初の2、3日は調子良かったんだけど、最近すぐにバッテリーが切れてしまう。昔はそんな商品ばかりでした。私が2回目に購入した生地の頑丈な空調服は高価だった為かバッテリーの性能も良かったらしく、購入時のバッテリー性能を現在でも維持しています。

しかし当時の同僚が購入した空調服はバッテリーの性能が悪かったらしく、毎朝現場に出て1時間後くらいには電池が無くなっていました。ファンが動かなければ空調服はただのブルゾンです。暑さを増すだけです。同僚は毎日作業開始の1時間後に空調服を脱ぎ捨てるというなんとも虚しい感じになっていました。

本当に可哀相でした。安い買い物じゃないですからね。だからこそインターネットの口コミ等で前調べのうえ、少し多めのお金を出してでもバッテリー性能の優れた空調服を購入することを私はお勧めします。

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